「MEN LOVES 麺」

パスタが主食、ペペロンチーノ中毒NEOの職業はコンサルタント。備忘録的に拙いパスタレシピを紹介。基本的にゆるーいブログですが、たまにロック(狂気)な一面を見せます。

ペペロンチーノは乳化させないとどうなるの?(乳化させないペペロンチーノ、非乳化ペペロンチーノとは) "Non emulsionale Pasta aglio, olio e peperoncino"

皆さん、こんにちは。

 

ネオです。

 

ネオは言わずもがなペペロンチーノ大好き(中毒)

なので、毎月かなりの頻度でペペロンチーノを食べています。

 

どうやらにんにく臭を発しにくい体質(確認済み)と「にんにく分解消化酵素」が活発らしく、大量に摂取しても胃が痛くなったりせず、大丈夫みたいです。

ですが、カラダから発せられる匂いだけは十分に気をつけています。。

 

 

今日は、ネオが過去に作ってきたペペロンチーノについてつづったコラムです。

かつては「正しいであろうペペロンチーノ」とは言えないものでした。

 

まずは題名の通り、過去に作ったアヒージョ風ペペロンチーノの衝撃的画像からスタートです。

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料理名: 乳化させないペペロンチーノもしくは非乳化ペペロンチーノ、またはパスタのアヒージョ

これはこれで美味しそうでしょ?(実際美味しかった!)

 

 

◆自己流ペペロンチーノ

冒頭の画像は約10年前のネオが作ったペペロンチーノ(風のパスタ)です。 

沸騰したオリーブオイルが見て取れます。130度はあるでしょうか。

 

ペペロンチーノは「外食で食べて、知っている、にんにくが好きで自分流で何となく作っていた、程度という食べものでした。

もともと材料が少なく、安く作れるペペロンチーノ。

お金がかからず、たくさん食べたかった当時は「自己流ペペロンチーノ」をかなりの頻度で作っていたので、練度が上がり、「科学(調味料)のチカラ」もあり、味自体の完成度が高かったと思います。

 

 

現在は、いろいろなレシピや分量でペペロンチーノを作っていまして、以前より少しは美味しく作ることができるようになったのではないかと思っております。

いつから今の作り方になったのかは正確には思い出せませんが、概ね皆さんがご存知の「きちんと乳化させる」「正規のレシピ」で作るようになっています。

 

 

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◆乳化なしペペロンチーノの「自己流ペペロンチーノ」レシピ

ペペロンチーノは乳化させないとどうなるの?

ペペロンチーノは乳化させないと美味しくないの?

 

問いに答えるべく、早速レシピを思い出してみましょう(実際の調理は後日行いました。ブログ参照ください)

 

当時は料理などほとんどしなかったので、包丁を使うのも面倒で、野菜などは使いませんでした。

だから「乾燥にんにくスライス」を使ってペペロンチーノを作っていました。

 

【材料】1人前

・パスタ(スーパーで最も安いパスタ)

 4〜500グラム ※1人前

・乾燥にんにくスライス 「ひと握り」

・オリーブオイル 

 200ml(!) ※20ではない。

・味の素 小さじ半分(適宜追加)

・鷹の爪 適量

・塩 かなり少なめ(味の素があるため)

 

あらためて書き出すと、オリーブオイルの量が半端ありません(笑)残ったらほとんど捨てるという、ある意味贅沢と言える無駄。更には乳化させないので、まさにパスタ入りアヒージョ状態!(笑)

そして味の素の量。かなり入れていましたね。

美味しければ何でもアリ、という若さが垣間見られます。

 

では、ペペロンチーノとしては問題多数、ツッコミ所満載!のレシピ紹介です。

 

1.「弱火で熱したオリーブオイル」に「水に数分つけてふやかした状態の乾燥にんにく」を入れます。

この際、オイルから目を離し、熱しすぎると秒で焦げるという(笑)

 

2.にんにくがブラウン色になったら、その後鷹の爪と味の素小さじ半分をオリーブオイルに入れます。

ここでにんにくとオイルにしっかり味付けするスタイルですね。

 

3.さあ、ここが第一の自己流ポイントです(笑)

 

茹で上がったパスタを投入する10秒前に「強火にして」オリーブオイルを沸騰させます(笑)

そこにパスタをジュージュー言わせながら投入します(パスタが含んだ水分でしばらくは焼けたり焦げたりしません)

またここでは、オリーブオイルの沸点を超えた時の匂いなど、気にしません。

 

4.第二の自己流ポイント

パスタの味見なんて熱くてできませんから、感覚と経験値を頼りに、残りの味の素小さじ半分、気分によって粉チーズを入れて「菜箸で」かき混ぜます。

10回くらい(非乳化ポイント)

トングなど使いません。ありませんから。

 

5.沸騰した油がたぎる「食べ物」をお皿に盛る、もしくはそのままフライパンで食卓に。

 

6.火傷しそうになりながら、もしくは火傷しながら、ハフハフと食べる。

 

以上がネオの「オリジナルペペロンチーノレシピ」です。

SNSにアップしたら炎上必至です。

 

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◆乳化を知ったのはインターネットの普及によるYouTubeの情報で

「ネオの自己流ペペロンチーノ」と「クラシックレシピのペペロンチーノ」の工程で大きく違うのは3つ。

1.化学調味料を入れるか、入れないか

2.乳化をさせるか、させないか

3.オリーブオイルを沸騰させるか、させないか

です。

 

今日は2の「みんな大好きな乳化」にフォーカスしてお話しします。

 

乳化という工程は、手順と意味を知っていないとまず行われないでしょう。

インターネットがなかったワタシの若かりし時代では、乳化に関する情報入手ができていませんでした。

 

ぐるぐる乳化をせずに、熱々のオリーブオイルたっぷりとカリカリにんにく、化学調味料を入れた「ペペロンチーノ風パスタ」を食していたのです!

 

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◆乳化させない時の弊害

乳化していないペペロンチーノ。

きっと皆さんは

「オリーブオイルがギトギトで食べられない」

「乳化しないなんてペペロンチーノじゃない」

と多くの方が思うでしょう。

今ではワタシもそう思っています。

昔は若かったから、少々油っこくても、化学調味料の濃い味も大丈夫だったし。。

あと余ったオリーブオイルはかなり捨てていたのです。もったいない…。

 

でも美味しかったんですよね、「乳化していないペペロンチーノ」が、とても。

熱々のオリーブオイルにひたひたにして、カリカリにんにくとパスタを一緒に食べる。

まるでアヒージョ。

 

若かりし、食を知らないワタシには至福の時間、簡単で美味しい料理でした。

 

それなりに大食いだった当時、量は食べられるし、それはそれで美味しい、紛いなき「オンリーマイペペロンチーノ」だったのです。

そもそもオリーブオイルは健康にも良いし、香りも良く、罪悪感も少なかったのかもしれません。

 

 

しかし「料理としての一体感」は乏しかったと思います。

熱々のパスタとカリカリの香ばしいにんにく、オリーブオイルの香りを「バラバラに」楽しんでいた、という感じでしょうか。


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◆乳化を覚えて変わったこと

でも今はしっかりと乳化させています。

それは「ペペロンチーノを他の人にたべてもらう」という機会が増えたからだと思っています。

油に耐性がない人は、ナポリタンなどのパスタでもキツイんですよね。

だからオイルパスタであるペペロンチーノは「油が苦手な人はオーダーしにくい」と思っています。

 

だから当時のパートナー(油に弱いわけでもない)がいるときは、「乳化しないペペロンチーノ」は作りませんでした。

まあ、にんにくの匂い問題もありますが…。

 

・物理的側面

乳化をさせれば油分のしつこさがかなり中和されますので、他の人に呈するために乳化をしっかり行うようになりました。

また乳化をするのに、「追いオリーブオイル」をする方は火を止めてから混ぜなくてはなりません。オリーブオイルの香りが飛んでしまわないように、ですね。

ですので「パスタが冷めやすい」という弊害もあります。

 

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(画像は乳化させていないアヒージョ風ペペロンチーノ。熱々がすきなので、オリーブオイルでパスタを揚がる手前まで温度を上げています。約130〜140度)

 

・精神的側面

乳化を覚えて変わったことは、「他の人に食べて欲しい」と思うようになり、「料理として認めてもらえた」ということでしょうか。

 

以前は自分だけのオリーブオイルたっぷり、しっかり調味したペペロンチーノでしたが、今はちゃんとオリジナルレシピを学び、作るようになりました。

もちろんワタシ自身はどちらも美味しいのですが、オリジナルレシピはみんなにとって美味しい。

 

それってとても大切なことですよね。

幸せのおすそ分けパスタ形態。

 

やっぱりペペロンチーノはワタシの中で神料理です。