皆さん、こんにちは。
ネオです。
今日は芳醇な香りの「からすみ」(イタリアンではボッタルガといいます)を使ったパスタを作ってみます。
とは言っても高価な食材のからすみを使わず、「えぞからすみ」というからすみの代用品を使って「えぞからすみのパスタ」を作りました。
えぞ、というだけに北海道のお土産物屋さんに置いてあることが多いです。昨年行った際に新千歳空港のお土産物屋さんで購入しました。
通販サイトでも買えるようです。
結論から言いますと、からすみの代用品とは言っても、とても美味しいひと品になりました!
材料(ニ人前)
・パスタ 200g
画像ではディチェコですが、ジュゼッペコッコのリングイネを使いました。
・えぞからすみ 20〜30g
・にんにく 2〜3房
・ オリーブオイル 50ml
・バター 10g
・塩(パスタ茹で湯用)水1リットルにつき10g
→1%の塩分濃度)
材料はとても少ないです。
これだけで激ウマのパスタが作れます。
また途中まではペペロンチーノとほぼ同じレシピとなっています。
さて、からすみとえぞからすみって何が違うのか?以下に引用させていただきました。
(以下 釧路和商店さまHPより引用)
"「からすみ」はボラ(鯔)の卵巣を塩漬けにした後、干して作られた珍味ですが、 この「えぞからすみ」はさめ(鮫)とたら(鱈)の卵巣を加工して作られた珍味です。
とろ火であぶったり、薄膜を取って輪切りにしても美味しく召し上がれます。 お酒の肴にもぴったりで、北海道お土産・ご自宅用にオススメの商品です。
※「えぞからすみ」はボラの卵は使用しておりません。 タラとサメの卵を加工したからすみ風味の珍味でございますのでご注意下さい。"
と説明されています。
卵巣なのですが、魚の種類と製造過程が違うこと、また価格が安いことが特徴となっています。
えぞからすみを、おろし金ですりおろします。
このままツマミにできるほど美味しい!!
ただ塩分が強いので、いつもよりパスタ茹で湯の塩分濃度を下げました。
(これは有名なシェフによると、逆に強めるべきとのことでした。食材が少ないので塩味をつけるとのことでした。勉強になりました!)
にんにくはあらみじん切りです。
ネオは少し多めに2人前で3房を使っています。
いつも通りにんにくに火を入れます。
このくらいの色めで、「茹で湯ではなくお湯か水」をオリーブオイルと同量足してください。
えぞからすみが塩味を持っていますので、茹で湯を入れてしまうと塩辛くなってしまいます。
水またはお湯を入れたらバターを入れます。
風味付ではなく乳化剤として使います。
今回のように塩味が強い食材を使う場合には、無塩バターが良いです。
もうさほど揺らさずに乳化してしまいます!
乳化にはバター最強説。。
先程すりおろしたえぞからすみを全体の3分の1ほど入れます。
火を止めています。半生のえぞからすみが明太子のように煎られてしまいます。
とても良い香り。
本来不要なのですが、先日購入した魚醤を小さじ半分ほど入れてみました。
香り出しよりもアミノ酸の旨味を補強します。
弱火で温めておきます。
パスタが茹で上がり、フライパンに投入しました。最後に残りのえぞからすみをかけます。
オリーブオイルを小さじ1ほど回しかけたら…
完成です!(この日は彩りのためパセリをかけましたが本来不要です。)
えぞからすみの濃厚な旨味とコクが最高です!
初めて作ったのですがとても美味しいものですね!!
そしてにんにくとからすみって合う!とても良い相性だと感じました。
香りが強い食材なので、太めのパスタが合うと思いリングイネを使いました。バッチリ合ってました!
ご家庭にからすみは普段からは無いとは思いますが、いつものパスタに飽きたらいかがでしょうか?
からすみは高価な食材なので、えぞからすみを代用品として通販で買って作ってみるのも良いかと思います。
なぜなら本物のからすみでなくえぞからすみをつかったとしても、とっても美味しいのですから。